避難生活の本当のところ

避難生活の本当のところ

先週、福島県の方が避難されている場所へ伺う機会がありました。

こんにちは。長谷川です。

テレビや雑誌など取り上げられる被災所の話…

「これって本当なの?」

みなさんもそういった疑問を感じませんでしたか?

また一方では、被災者を受け入れる行政の職員たちは
どういった現状にあるのでしょう?

週刊誌などでは

「1ヶ月お風呂に入れない」

「被災者同士のケンカ」

などと、かなり荒れた雰囲気のような話が描かれています。

今回はそういった現実をお伝えしたいと思います。

【茨城県・取手市の被災者避難現場へ行ってきました】

【防災協定】をご存知でしょうか?

今回のような震災が起きた場合に備えた、
協定が存在しています。

住民の避難先や物資の提供など、

「いざというときは市町村単位で互いに助け合いましょう!」

といった協定です。

とはいっても地域によって
存在の有無というものがあるかもしれません。

気になる方は調べておくと、
被災時の行政の斡旋する
避難場所が把握できますよ。

さて、今回は
茨城県の取手市に行ってきました。

というのは取手市は数年前に、
福島県の南相馬市と防災協定というものを
結んでいたそうです。

今回の震災で被災された福島の方々が
取手市に避難していると聞き、
避難場所の取材をした、というワケです。

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【避難所の設備について】

取手市では公共の宿泊施設を
被災者の方に貸し出していました。

中の様子はこんな感じです。

・鉄筋コンクリート製の建物で、
外観・内観ともにきれい

・ホテルというわけにはいきませんが、
部屋は4人部屋で、家族単位での
プライベートはあるようです。

・お風呂も毎日、入浴することができます。

・衛生的にも問題点を感じる箇所はありません。

・PCは103人に対して1台だけでしたが、
インターネットも無料で使えるようです。

・各部屋には冷蔵庫を設置しています。

・食事は食堂を使います

・夜は職員は常駐しませんが、
代わりに警備会社が常駐しています。

・日中はわりと出歩いている様子です

こうした状況であったためか、
避難されてる方たちに悲壮感のようなものは
感じませんでした。

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【集団避難のメリット】

今回、避難していた人の中には
自主避難の人も多かったようです。

自分の車で避難した人、
はたまた取手市のバスに揺られて避難所に着いた人。

状況は様々ですが、
集団避難の人々は一箇所に固まっての生活を
強いられます。

これは人によって程度は様々なので、

「集団生活が苦手」

という人には普段の生活に比べると、
多少ストレスを感じることでしょう。

取手市の行政は頑張って
避難民をフォローしている印象を受けました。

また、ボランティアが重荷になっている
といった印象は見受けられませんでした。

しかしながら、
こうした集団避難を嫌がる人が
少なからず存在します。

「あんなところでは、生活できない」

しかし、実は集団避難には

個人単位で避難するよりもはるかにメリットがあるのです。

●同郷出身者がいるので、気持ちが安定する

●行政は人が集まっているところから、物資を運ぶ

●避難場所にもよるが、ある程度以上の住宅が用意される

●最低限の生活は無料でクリアできる

上記のうち、最後の【無料】は本当に大切です。

状況にもよりますが、
避難している人に経済的負担は微々たるものであっても
難しい現実があります。

たとえば市営住宅などの無料貸し出しなんかは
とてもありがたい話です。

ただ、そうなると食事は各自ということになります。

収入がない状態では食費はバカにできませんからね。

それと、賃貸には家具がありません。

前の住民が残した「残地物」がない限り、
照明ですら自前で用意しなければ
暗闇の中で、過ごすことになります。

ちなみに、
空き部屋には【空く理由】があります。

つまり……

汚いんです。

実はこのことは被災者のみならず
貸し出す側の行政のほうの
もっとも頭を悩ませている問題だったりします。

こういった事情により、被災の際は
しばらく集団避難生活を送ることをお勧めします。

【ボランティア打ち切りの真相】

こうした状況にある避難民たちの最初の不安。

「食事の確保」

「住居(仮住まい)」

「日用品(衣服など)」

など。

ある程度クリアしているようにみえます。

そのせいか、現在はボランティアの受付はしていないそうです。

※義援金は受け付けています

ボランティアを希望する人は大変数が多く、
敷地内には

「ボランティアで髪、無料でカットしますj(○○理容室)」

といったような貼紙がされていました。

ここには行政ならではの
問題点があるようです。

行政機関は自身の部署を超えた業務においては
許可が必要となります。

ですから、ボランティア一人受け入れるのでも
幾重もの手続きが必要となり、
ボランティアが来るときは
一緒に行政の担当者も引率することになります。

結果的にボランティアが来れば来るほど、
職員は休み無く働くことになり、
いずれ職員は倒れることになります。

ボランティアの盲点は
ボランティアの窓口や指示役が
ボランティアでないことなのです。

これは今後の災害対策で
大きな争点になる項目のひとつでしょう。

それではまた。

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